土作りのために、今日は農場に油粕と石灰を撒いています。

油粕とは菜種油などの植物から油を絞る時にでる皮などのカスです。つまり本来なら廃棄物となる部分ですが、江戸時代にはすでに肥料として使われている歴史のある「有機肥料」になります。※天かすではありません。

有機肥料というのは動植物に由来する肥料で植物の栄養になる前に一度土に棲む微生物によって分解されてから初めて肥料としての効果があるため即効性はなくゆっくり効果が出る緩効性肥料となります。

苦土石灰(くどせっかい)は弱アルカリ性で、降雨により養分が流出し、酸性に傾いてしまった土壌のpHを改良するために使用される資材です。

作物を健康に育てるためには、植え付けの前にそれぞれ適した酸性・アルカリ性の土壌に改良する必要があります。野菜の生育には、弱酸性であるpH6.0~6.5が適しているとされています。

石灰、油粕を撒いたあとをトラクターで鋤き込んでいきます。

 

攪拌することで、空気にも触れ、堆肥も発酵し、土の元気を育てていきます。

だんだんと土の色も黒くしっとりとしてきました。

持ち上げても、しっとりした感じとずっしりとした重みを感じます。土づくりを行い、来月にはケールの苗を植えていきます。