陽光が満開になる季節がやってきました。関東ではソメイヨシノが満開ですね。陽光は弊社社長高岡の亡父、正明氏が交配し生み出した桜の品種です。日本の登録第一号となっています。

その苗木を戦争で激戦地となった海外の地をはじめ、国内に毎年3000本を寄付しています。

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陽光は太陽の光を浴びて咲くという願いも込めて名付けられています。

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陽光を見上げる高岡

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生前の正明氏から「戦争と言うものはこんなみじめなものはない。二度としてはいけない」と伝えられたそうです。

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高岡の亡父正明は、「日本は絶対勝つ。この桜の元に帰ってこい」と生徒を送り出しました。しかし、その多くは戻ってきませんでした。

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開発途中の桜が多く点在する山が、会社の近くにはあります。陽光は接ぎ木して交配していったので、色の濃さや花の広がりなど、名も無い品種が同じ様に春になると花を咲かせます。

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教え子の供養と共に、桜の開発を行い、鎮魂の想いをこめて桜を贈り続けていました。地元では、桜を贈る「花咲かじいさん」と呼ばれることも。

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世界各国に植樹した様子も、写真として紹介されました。海外にも1000本単位で陽光の苗木を送り続けており、今年もミャンマーに1000本を植樹します。

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トルコから、成長した桜の写真も届いています。陽光は寒い場所でも暑い場所でも咲く強い桜です。

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オヤジも死ぬまでやった。私も生きている間は、陽光を贈り続けたいと高岡は言います。これからも、がんばります。

この動画はNHK松山放送局で紹介されています。※音が出ます→ http://www.nhk.or.jp/matsuyama/iyoichi/movie/movie_150331.html